デザインデータ制作におけるマニュアルや情報を掲載
ここに挙げられているものの中には、SMC独自の用法のものも数多く含まれています。
一般的な製販・印刷用語とは若干違う用法も含まれているのでご注意下さい。
フォントの輪郭情報を取り出してオブジェクト化すること。
アウトライン化された文字は図形として扱われるので出力時のトラブルが少ない。 文字化け
校正紙に書き込む修正指示のこと。
無線とじ製本の一種で、本文の背側を接着剤で固定する方式。
通常の中とじとは台割が異なるので印刷会社から台割表をもらってください。
またアジロの場合は表1-4.2-3に背幅が追加され、表2-3と本文最初と最後のページにのりしろが必要。背丁 台割
印刷物において、色の濃淡を表すために用いられるドットの集合。
分厚い紙のこと。マリコートなど、パッケージの箱に用いられる用紙。
斜めに傾いた文字のこと。斜体ともいう
蛍光灯の下で撮影した画像が緑がかって見えるなど、写真全体の色調が特定の色方向に偏っていること。
実際の用紙を使い、インキを使って刷られた校正用の刷り物のこと。平台校正ともいう。
印刷におけるCMYK各色の濃度の合計のこと。例えばM100%Y100%の金赤だとインキ総量は200%。
印刷物を表面の印刷インキがまだ乾いていない状態で複数枚重ね合わせたとき、
上側の印刷物の裏面にインクが転写されてしまう現象のこと。
型押しなどをして、紙に凹凸をつける加工のこと。表面に凸凹がある用紙をエンボス紙と言ったりもする。
下の色に対して、上から色を重ねてノセること。
一般的な副資材の印刷方法。
PS版(CTPのPのこと)をインキをはじく部分とインキが着く部分に分けて絵柄を印字し、インキローラーでインキを乗せ、
PS版に着いたインキをゴムローラー(ブランケット)に写し、そのインキを紙に転写していく印刷方法。
安価で大量生産に向いている。
画像の細かさのこと。350dpiとは1インチのなかに350個のピクセルがあるということ。
画像などのハイライトからシャドウに至る濃度の段階のこと。
画像内のピクセルがすべての濃度にバランスよく配置されていることを「階調が豊富である」などという。
中間からハイライトに集中している画像を「ハイキー画像」といい、見た目に明るく飛んでいるように見える。
逆に中間からシャドウに集中している画像は「ローキー画像」といい、いわゆる暗くつぶれてしまっている画像に見える。
紙を漉くときにあらわれる繊維の流れの方向性。紙目によって伸びやすさや折りやすさが変化する。
CMYK、RGB、グレースケールなど、色の扱いを管理する方法のこと。
モニター画面、色校正、本番の印刷などのそれぞれ異なる機械上での色をマッチングさせるためにそれぞれの色をコントロールすること。
プロセス4色の印刷において、BK以外のCMYの3色で無彩色を再現するバランスのこと。
グレーバランスが崩れると、モノクロ調の写真が赤っぽくなったり青っぽくなったりする。
光沢のこと。グロスニス、グロスPPなど、光沢のあるもの全般を差す用語。マット
デザイナーが作成した入稿データから出力された出力見本のこと。
入稿されたデータはそれを制作した場所とは違った環境で出力されるため、
なんらかのエラーで意図した再現ができない場合がある。DGS入稿時に必要。
適切な明るさで、くすみのない肌色のこと。DGSでは独自のノウハウで再現。
拡大縮小率100%のこと。写真のスキャン時に「原寸で350dpi」などと記入する。
絵柄にはない濃淡が印刷時に発生してしまうトラブル。
背景がベタ面の中に窓状の絵柄がある時などに、
インキの供給が一定量なのに対して窓部分はインキを使用しないので余ったインキが出てしまい、
そのインキが次の印刷物に上乗せされてしまって濃度が変化して見えてしまうトラブルのこと。
初校に対して入った赤字を修正したのちに、再度出校する校正を作成する工程のこと。
三度目を三校、その後四校五校と続くこともある。
必要な枚数の印刷物を刷り終わること。
写真の暗部などにノイズが混じり、滑らかさを失って見えること。
本文を糸でとじ上げて、別に作成した表紙を付ける製本のこと。本文はアジロブックレットと同様の台割になる。
デザイナーから入稿されたデータをDGSに入稿して、最初に出てくる校正を作成する工程のこと。
この時の校正を初校刷りといい、初校刷りの印象によってその仕事が最後までスムーズに進むか否かを左右することもある。
写真やイラストなどの原稿を電子的に色分解をしてデータを作成する機械のこと。
ドラム式とフラットベッド式がある。スキャナーを使ってデータを作成することをスキャニングという。
現在DGSではスキャナーではなくデジタルカメラを使用して入力をしている。
実際のページ番号(ノンブル)とは別に、台割時に使う製版・印刷用のノンブル。
常に表1、表2、P.1…で割り振られるため、本文内のページ番号とは表記が違う場合もある。
印刷機で本刷りをする時の、刷りはじめの印刷物のこと。
SMCでは、最終的な色調の確認はこの刷り出しの印刷物を見て行う。
デザイナーが作成した入稿データから印刷用のデータを作る作業のこと。
製本工程で乱丁や落丁を防ぐ為に、各折の背の部分に入れる記号や品番の事。
一般的には■等の記号を入れて、折が正しく並べられた時に階段状にきれいに並ぶようになっている。
背丁の指示は各印刷会社から提示される台割り表に明記されている。
網点の密度のこと。175線は1インチの間に網点の並びが175個あること。
ブックレット制作時にページの面付け方法を示したページ割のこと。中とじとアジロでは台割の方法が違う。
印刷物を仕上がりサイズで断裁すること。またはその際に断裁される部分のこと。ドブ
モノクロ写真の色調の深みを出すなどしたい場合に、2色のインキを利用して印刷すること。
3色の場合はトリプルトーンという。
仕様を決める際に、実際に使用する用紙を使って作成する製本見本のこと。
プロセスインキ以外の色のこと。スポットカラーとも言う。プロセスインキ
ハンコのように、版の凸部にインキをつけてそれを紙に転写する印刷方式。
ステッカーなどで使われる。凸版印刷は細かい文字や細い線などの再現に制限があるので注意。
仕上がり線、断裁線から外側にある領域の事。
断裁がズレた時に白地が見えたり、絵柄が途中で切れたりするのを防ぐ為に設ける。
通常は3㎜、アジロブックレット等の場合、台紙によっては5㎜になる事もある。裁ち落とし
写真などを配置する際に、画像の一部だけを取り出して(不要部分を隠して)配置すること。
グラデーションの途中で階調が急激に変化し、段差があらわれること。
画像の明るい部分の調子が無くなって真っ白に見えること。
一般的なCDやDVDブックレットの製本方法。本文と表紙を同時に針金でとめる製本方式のこと。アジロブックレット
デザイナーが作成したデータを、ゲラと工程伝票を付けてDGSへ作業依頼すること。
出したい色調に対し、鮮やかさが下がり濁って見える状態。
ドブの中まで絵柄や平アミを入れること。
画像のコントラストがなく、メリハリなく見えること。ピントが甘い場合にも使われることがある。
再校以降で、修正されたデータから校正を出しつつ同時に下版する工程のこと。
ノンブルとはページの順序を示す数字(ページ番号)のこと。
金属の箔を圧着して紙に転写すること。高級感が出る。
2色以上の多色印刷を行う際に、それぞれの色版がずれて印刷されてしまい、
色文字がダブって見えたり写真がぼやけて見えたりしてしまうこと。
書籍やブックレットの表表紙のこと。表1の裏が表2、裏表紙が表4、その裏を表3という。
本番の印刷と同様に、紙とインキで刷る校正のこと。
DDCPの最上位機種で、デジタルデータを本紙に転写できる校正のこと。
本刷りとの色のマッチングが良く、網点の再現性も高い。
一般的にはインクジェットと呼ばれるもの。
本紙で印刷することは出来ないが、本刷りとの色のマッチングも良く、安価でスピードも早い。
印刷時にどうしても起きてしまう版ズレを予め計算に入れ、
版ズレによるスキマの目立ちやすいK100や特色などの下にその周りの色をくいこませる事。版ズレ
印刷色の3原色であるシアン、マゼンタ、イエローに黒を明瞭に表現するためにブラックを追加して4色としたもの。特色
多色刷りの校正時に各版ごとの再現を確認するための見本。
印刷で再現できない最細線指定のこと。
下版後に印刷会社で行う、量産時の本番印刷のこと。
印刷会社にて、本刷りで使う印刷機で刷る校正のこと。色のマッチングが最も優れた校正。
非光沢のこと。マットニス・マットPPなどつや消し加工の場合にも使われる。グロス
糸や針金を使わないで、本の背を糊で固めてとじる方式のこと。アジロブックレット
規則正しく並んだ縞や点が重なり合った時に見える干渉縞のこと。
作業する環境に適切なフォントが入っていないなどの場合に、意図しない字形で出力されてしまうこと。アウトライン
白と黒で表現された画像のこと。モノクロ2値とか線画データなどとも呼ばれる。
裏紙や印刷に失敗した紙など、要らない用紙のこと。
ドキュカラーでプリントされる簡易校正のこと。
色調や網点の確認は出来ないが、文字修正などの場合は最も早くて安価な校正になる。
ベクター画像をビットマップ化すること。
具体的には、イラストレーターなどで作られたオブジェクトを下の画像と統合して一枚の画像にすることなどを指す。
透明効果を多用してゲラがプリント出来ないなどの場合は、ラスタライズすると安定してプリント出来ることもある。
CMYKの網点が重なったときに発生する円形のパターンのこと。シャドー部に出やすいが、線数を上げると目立たなくなる。
シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのこと。通常のオフセット印刷ではこの4色でフルカラーを表現している。
Direct Digital Color Proofのこと。デジタルデータを紙に直接印刷できるシステムのこと。
通常の網点角度はBKが75度、Mが45度になります。
MBチェンジとは、このふたつを入れ替えてBKを45度にする事。
これによって、BKの網がきれいに表示される。スミアミの要素が多いデザインの際に有効。
赤・緑・青の光の3原色のこと。
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