色再現はファイナルプルーフと
同等
コストダウンが可能な
デジタルプルーフ
インキジェットプルーフはファイナルプルーフと同等で、印刷とのマッチングが良好なデジタルプルーフです。但し専用紙の為、紙の質感は確認できません。しかし、この専用紙はコート紙の質感に近似していますので、仕様がコート紙の場合にはファイナルプルーフよりもお勧めです。
メリットとしては、まずコストが安価な点が挙げられます。本機校正やファイナルプルーフ、平台色校正で進行するよりもコストダウンを図ることが可能です。印刷とのマッチングを確保したまま、ファイナルプルーフのおよそ半分の内製料金で運用が可能です。そして環境に優しく、廃材が非常に少ない点が挙げられます。
インキを8色使用しますので金・銀・蛍光色以外の特色再現が可能で、近似色で出力できます。プロセス4色においてはプロファイルを用いて印刷再現にマッチングさせています。また、疑似のアミ点再現が可能でモアレやロゼットパターンの確認もできます。
デメリットとしては、専用紙にインキを吹き付ける際にアミ点が若干にじむため、印刷再現よりもシャープさに欠けて見えたり、文字が若干太って見えたり、白ヌキ文字が見えづらい場合があります。また、グラデーションがトーンジャンプの様に見える場合があります。
注意点としては、専用紙の斤量が軽く裏抜けしますので、色を確認する際には背後に白い紙を引く様にしてください。また、光源により色が変化しやすい性質があります。
パフォーマンス的にはB2換算で1時間に4枚の出力が可能で、最大サイズはB1サイズ以上の出力が可能です。(B1サイズを超える出力が必要な場合にはDGSへお問い合わせください。)